RSTトレーナーは、労働省 (現厚生労働省) 方式現場監督者安全衛生教育トレーナー(RodoshoSafety and Health Education Trainer ) の略称で、労働安全衛生法第60条で規定されている「職長その他の作業中の労働者を直接指導又は監督する者」の安全衛生教育を担当する者で、一定の研修 (RST講座) を修了した者のことをいいます。

 

働く人々の安全と健康を守るとともに快適な作業環境を形成することを通じて、企業の健全な経営にも寄与することを目的とした労働安全衛生法 (以下「安衛法」という) が、1972 (昭和47) 年に労働基準法から独立した法律として新たに制定されました。

この安衛法では労働災害防止に関する多くの事項を規定していますが、「人」の面の基本的対策として、次のようなことを事業者 (法人の場合は法人そのもの、個人経営の場合は経営者) に義務づけています。

 

1、総括安全衛生管理者・安全管理者(または安全衛生推進者)・衛生管理者(または衛生推進者)・産業医・作業主任者の選任、建設業または造船業における統括安全衛生責任者・安全衛生責任者の選任など安全衛生管理体制の整備 (安衛法第10条~第19条)

 

2、雇い入れ時の安全衛生教育 (通称「新入社員教育」)、作業内容変更時の安全衛生教育の実施  (安衛法第59条第1項、第2項)

 

3、危険有害な業務に従事する者の資格要件(免許・技能講習修了など)、特別教育の実施など (安衛法第59条第3項、安衛法第61条)

 

4、新たに職務につくこととなった職長等 (作業主任者を除く) に対する教育の実施 (以下「職長等教育」という)  (安衛法第60条)